ゲームルーム合宿2015秋レポート 24人で遊ぶテレストレーション!

時が経つのは早いことで、2015年春合宿からもう半年が過ぎました。ゲームルーム合宿は年2回。というわけで、今年2回目のゲームルーム合宿、開催です。前回の合宿の様子は下記のイベントレポートを参考にしてくださいね。

【関連ページ】
1泊2日ゲーム遊びまくりの旅 ゲームルーム合宿2015春レポート前編
1泊2日ゲーム遊びまくりの旅 ゲームルーム合宿2015春レポート後編

秋合宿は10月11、12日の2日間で行われました。合宿が土曜出発の場合は、金曜のゲームルームからそのままオールナイトで遊べる前夜祭を開催するのですが、今回は日曜に出発し、体育の日である月曜に帰ってくるということで、前夜祭はお預けです。宿泊場所は前回と同じ山中湖からほど近い「グループ・イン・ほりのや」です。



お絵かきする人この指とーまれ


ゲームルームでは合宿や忘年会などの大きなイベントの度に、参加者全員で遊ぶゲームを2、3個用意しています。個人個人で遊ぶのは毎週のゲームルームでもできますが、数十人がいっぺんに同じゲームを遊ぶのはなかなか難しいですからね。今までのレポートでも全員参加ゲームのルールや様子はそれぞれ書いてきました。そして今回は、そんな全員参加ゲームの1つに焦点を当て、じっくり紹介しようと思います。また、合宿場の様子や全体的な流れは前回の合宿と似ていますので、割愛させていただきますね。

今回も全員参加ゲームを全部で3つ用意しましたが、せっかくですので、その中でも一番盛り上がったものを紹介しましょう。それが、テレストレーションというお絵描き伝言ゲームをアレンジした「トリプルテレストレーション」です! 子供でも楽しめるような単純なルールですが、大人でも盛り上がること間違いなし。元々、テレストレーション自体も、ゲームルームではよく遊ばれていたのですが、今回は合宿ならではのチーム対抗戦ということも相まって、皆時間を忘れて楽しみました。年齢性別問わず楽しめる本当によいゲームなので、機会があれば是非遊んでみてください!



テレストレーションってなぁに?


さあ、まずはテレストレーションの基本的なルールから説明していきましょう。皆さん、伝言ゲームはしたことがありますよね? 最初の人が話した言葉を何人もの人が伝え合っていき、最後の人に最初の言葉が伝わったら成功というあれです。テレストレーションはそれのお絵描きバージョンだと考えてください。

このゲーム、一番ちょうどいいプレイ人数は8人です。8人それぞれが1つずつスケッチブックを持ち、輪になって座れば準備完了です。まず、8人それぞれに1つずつお題が決められるので、スケッチブックの最初のページにお題と自分の名前を書いておきます。

お題についてはそれを決めるカードがたくさんあり、1枚をランダムで引く形になります。なので、自分のお題は自分以外誰も知りませんし、絶対に人に教えてはいけないんです。カードに書かれているのは「たこやき」「線路」など描くべき絵がイメージしやすいものが多いですが、難しいものでは「箱入り娘」「クイズ番組」などイラスト化するのに苦労しそうなものまで、難易度は様々です。また、「キャラクター名」「スポーツ」など大まかなテーマだけが書かれていて、詳しいお題については自分で考えなければならないカードもあります。

さて、お題と名前を書き終わったらスケッチブックを1枚めくり次のページに。ここからお絵かきタイムのはじまりはじまり始まり始まり~。制限時間1分以内で一斉にそれぞれがお題の絵を描きます。そして1分たったら絵を裏返しにして隣の人にスケッチブックを渡します。その時、他の人に自分が描いた絵が見えない様に注意して下さいね。スケッチブックを右隣の人に渡すと、自分の左隣の人から入れ替わりでスケッチブックが回ってくるんですよ。つまり、8人が8人とも常に1つずつスケッチブックを持っている状態でゲームは進むんです。

さて、全員がスケッチブックを回し終わったら前の人の絵を自分だけ見ます。そして、それが何の絵なのかを次のページに文字にして書きます。前の人が上手なほど簡単に答えは分かるでしょうし、個性的前を書く人の後に座ってしまうと、想像力を存分に発揮する必要がありますね。なので、座る位置も結構重要かも! 

8人全員が文字を書き終わったら、さっきと同じように裏返しにして次の人に渡します。今度はこの文字をお題として、絵を描く番です。前の人が描いた文字を見て、また1分以内で次の人に伝わるような絵を描いてくださいね。この手順を続けていき、グルグル回していくと、8回繰り替えしたところで、最初に名前を書いたスケッチブックが手元に戻ってくるんです。

それぞれのスケッチブックの中身は全て、お題と名前が1枚目に書かれていて、それ以降に絵、文字、絵、文字、絵、文字、絵、文字と並んでいる状態になっています。この、文字が最後に来るというのが大事で、この文字が最初のお題と一致していたら伝言ゲームは成功、違う言葉になってしまっていたら失敗ですね。ただ、成功、失敗の判定は一応ありますが、これは勝負を決めるゲームではありません。皆がどんな絵を書き、どんなふうに間違って伝わっていくかを楽しめればそれで良いのです。では、例として今回の合宿で実際遊んだものを載せておきましょう。



お題例 バーベキュー

上記写真のお題はバーベキューですね。ちなみに合宿の夕食恒例のバーベキューは絶品ですよ。量も多くて満足度がかなり高い! 是非一度ご賞味あれ。って、脱線しましたがこのお題にそって最初の人が絵を書きます。それがこちら。

上手ですねー。これは伝わりそう。この絵を渡された人は、これが何か文字で書きます。

おっ。今回はちゃんと伝わりましたね。この文字を見て絵を描き終えたら、またスケッチブックを隣に回しますよ。

これも上手い!次の人に伝わるか!?

おっと、ここで勘違い発生! バーベキューが焼き肉に。次に絵を描く人は焼き肉の絵を描くことになりますね。

七輪にお肉が乗って、焼き肉してますね。コレはもうバーベキューには戻れないかな。

!? まさかのお餅に変化。

う、うん。まごうことなきお餅ですね。超上手い。お餅以外には見えない。

はい、もちろん最後の人もお餅と書いてしますよね。最初のお題であるバーベキューと最後の回答者の答えが違っていたので今回は失敗です。バーベキューがお餅に変わると、誰が想像していたでしょうか…。1ゲームでこのようなスケッチブックが8冊出来上がります。1冊1冊にドラマが詰まっているので、正解発表をみんなで見ている時間が一番楽しいんですよ!



合宿限定特別ルール

さて、これで基本的なルールは大丈夫ですよね。これを踏まえ、合宿では特別ルールが追加されます。なにせ人数が多いので、普通にやってたら時間が足りない 足りない。特別ルールとして、3人1チームとなっての対抗戦にしました。合宿参加者は22人。それに加えてゲームルームの主催者が2人いるんです。なの で、合宿所にいる人数は24人となり、です。なので、ちょうどピッタリ8チームに分けられました。もともとテレストレーションが8人用のゲームなのでちょ うどいい人数になっております。

最初のお題はそれぞれのチームごとに1つです。つまり8つのお題があります。まず3人が同じお題の絵を書 き描き、次のチームの3人に渡します。渡されたチームはランダムに1つの絵スケッチブックを取ってそれぞれの絵を見て回答します。ただし、チーム内で相談 することは厳禁です。1チームの3人が同じお題で絵を書いてもその人の画風や、見る側の感性によって伝わっていくかは別れますよね。それぞれの絵が別々の 8人の人の手に渡り、自分のところに帰ってきた時、1チームの3人の回答が揃っていたら成功。1人でも違う答えが帰ってきたら失敗です。3人が揃ってさえ いれば、最初のお題と違っていてもいいという不思議なルールなんです。どのような変遷を辿ったかは各チームが前に出てきて発表しますよ。見事3つ揃ったら 拍手喝采とこういうわけです。


では、実際になんチームかの変遷を見ていくことにしましょう。



これはのりまきですか? いいえ、ロールケーキです。

このチームのお題はロールケーキですね。3人が1チームなので、最初は同じお題のスケッチブックが3つになります。これがそのうち変わっていくのか、そのまま最後までいけるのか。絵に描きやすそうなので成功の可能性大!

やっぱり皆似たような絵にはなりますよね。想像しやすいものがお題だとラッキーです。

何の問題もなく伝わりました。

うんうん。やっぱりテンプレ…? 左下の様子が…。ロールケーキってロウソク刺したっけ?

オーマイゴット。右下がなんかオシャレに!ブッシュドノエルとか知らない人もいそうだから怖いですね。

上のやつめっちゃ美味しそう!! あれ、この右下もしかして持ち直した…?

奇跡が起きた! 右下がロールケーキに戻った!!

さて、コレで絵は最後ですね。皆上手で安心して見れます。

全員ロールケーキ!! 無事成功です!

ブッシュドノエルになった時はどうなることかと思いましたが、無事成功です。おめでとうございます。あ、ちなみに成功したのは8チーム中1チームだけでした(笑) 他のものはもっとカオスです。



良い子はルールを守ってね☆


と、ここでテレストに文字をレーションのルールを説明し忘れていたので付け足しです。このゲームは絵でお題を伝えるゲームです。なので、絵の中描き込むのはNG。そうでないととても簡単に伝えられちゃいますもんね。なのに今回は違反者続出でした。その原因となったお題が「読売ジャイアンツ」です。さあ、どんな文字が書き込まれたか想像できましたか?これが問題の絵です。

うーーーーーん。デザインされてるし、まあ、バットも描いてあるし、ぎりぎりぎりぎりセーフ? 限りなく黒に近いグレーです。

はい、アウトーーー。これ、絵とかなんでもなく、ただのYとGですから! もちろん皆からは大ブーイング。ただ、描いた人はあくまでデザインだって言い張ってましたが(笑) まあ、ブーブー言いながらも盛り上がったから今回は良しとしましょう。


想いよ届け


さあ、せっかくですので、もう1チームくらい紹介しましょうか。このチームのお題は「ダイヤモンド」でした。こちらも簡単そうなお題ですね。早速最初の人達の絵を見てみましょう。

うん。「ロールケーキ」と同じで典型的な形があるので、簡単そうですね。

あ、あれ?最初から右下がつまずいてしまった…。

右下が完全に指輪に。あれ?左下もよく見ると…

まさかのリーチきたーー。今回の特別ルールでは最初と答えが違っていても最後の3つの答えがあっていれば成功です! これは可能性あり?

上の絵が見にくくてすみません。さあ、下2つからダイヤが完全に退却なされましたね。

上だけダイヤで頑張る。そして下2つは残念ながらバラバラに。

上は完全にダイヤモンドですね。最初の絵にそっくりです。あれ?でもした2つの絵が似てなくもないような?

あー、惜しい! 下2つは揃いそうでしたね。まあ、最初のお題から離れてしまっていますが。ダイヤのような簡単なお題でも伝えるのは中々困難だと分かってもらえたら幸いです。



画伯現る!


さて、最後に合宿で皆を恐怖させた2つの絵を紹介してこのレポートを終わりとさせて頂きます。最初の1枚がこちら!

この黒い人影は名探偵コナンの犯人…? 実は、お題はつむじでした。つむじというより…うなじ?

言いたいことは伝わりますが、何もこんな風に描かなくても。ちなみにお題は「焼き鳥」でした。上手に焼けましたー的な?


人によって表現の仕方は様々だと勉強になりますね。テレストレーションは簡単なのにとても盛り上がり、世代を超えて遊べるゲームです。勝ち負けを決めるゲームでもないので、上手い下手も関係ありません。むしろ、特徴的な絵の人の方が皆で見返した時に盛り上がりますよ。ゲームルームにも常備されているゲームですので、興味のある方は是非「やりたい」と声を上げてみてくださいね。

今回はテレストレーションだけの紹介をしましたが、やはり合宿ならではの全員参加ゲームは普段と違う盛り上がりを見せます。参加者全員で1つのゲームの感想を共有できるなんてなかなか無いですしね。福井、名古屋など遠方からの参加で、普段のゲームルームには中々来れない人達いるなか、全員一緒の思い出があるのは嬉しいものです。


来年も合宿は開催を予定しています。その時は是非、一緒に思い出を作りませんか? 初めての人ももちろん歓迎しています。こんな大人数で一緒のゲームを遊べる場所、きっと他にはないですよ! では、あなたが来るのをゲームでもしながらお待ちしております!


文:しげ 編集:田下広夢

リセットネコ

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